ニースのお宿をチェックアウトして駅へ。
今日はモナコを1日散策して、(高いので泊まらずに)、夜行列車でヴェネツィアへ向かう予定。
当初は夜行列車でミラノに行って『最後の晩餐』を見てヴェネツィアに移動の予定だったんだけど、ダヴィンチの他に見たいものないし、ブランド物を買うつもりもないし、「じゃあミラノ行かなくていいんじゃない?」って話になって、一気にヴェネツィアまで抜けることにしたのでした。
で夜行列車のクシェット(寝台)には予約が要るらしく、無事に寝床も確保できたところで、モナコへ。

ところで一昨日モナコからニースに引き返す際に検札が来なかったので、もしかしたらこの「ニース~モナコのパス分って浮かせられるんじゃね?」と淡い期待をしてみたんですが、車掌さんはばっちりお仕事してくれました。
*ユーレイルパスは回数分ある日付欄に乗車日の日付を前もって記入し、検札の際にその上からスタンプを押してもらう仕組みなんです。検札が来ないこともあるんですが、日付はペンで書かないといけないので、ごまかして2回使うとかができないんです。
ところでチェックアウト後なので勿論背中には重いバックパックがあるわけですが、モナコ駅にはロッカーがない。
いや正確には、シーズンオフなのでロッカーが無いらしい。
坂道だらけのモナコなのでさすがにこの荷物を持って歩くのはしんどい。
預けるところを探して駅を上へ下へと2人でウロウロしてましたら、日本人のおっちゃんに話しかけられました。
「荷物ならカジノに預けたらいいよ。」
クロークのおばちゃんにチップとして1、2€でも渡せば、快く預かってくれるとのこと。
親切にも地図までくれました。
失礼ながら決してカジノに縁のある風貌ではないおっちゃんでしたが、今にして思えば長期放浪をしてる人だったのかもしれない。(カジノって飲み物とか無料だもんね)
駅からカジノまではかなり離れているので、地図を頼りにバスへ。
ところが日本と違って、「次は○○です」とか一切言ってくれない。
だいぶ乗った後で車内表示があることに気づいたけど、表示されてる地名がどこなのか分かんない。
結局、日本庭園横、つまりはカジノの場所をバス停3つ程通り過ぎたところでようやく降車し、来た道を戻ることに。
荷物はあるし坂道だし、移動ばかりの旅の疲労も手伝って、重い空気のまま会話もなく歩く2人。。
季節がてら、暑くもそれほど寒くもなかったのが救いでしょうか。
なんとかカジノにたどり着き、チップ2€を渡して荷物をあずけました。
が!!!!デジカメを荷物に入れっぱなしていたことに気づく。
「荷物からカメラを抜かせてください」と頼むも、「カジノはカメラ持ち込み禁止」と取り合ってくれない。
「いやカジノに入る気ないし」と食い下がるも、なぜか引かないおばちゃん。
まぁ上着のポケットにフィルムカメラがあるからいいやと交渉をあきらめました。

モナコの街、否、国は道がぐねぐねしてて分かりにくい。
でも海から山に向かってずっと坂が続いているので、坂に沿って建物が並ぶ風景が綺麗。
上の写真は水族館に向かう途中で撮ったものでした。
水族館良かった! でも大きい建物の地下2階部分のみで、あとは博物館でした。


写真だけ見ると本当に夏って感じ。
王宮で衛兵さんを見て、景色を楽しんで、クレープを食べて、シーソーで遊んで。。。
電車の時間までまだ余裕があったので、荷物受け取りがてらカジノの隣のレストランに行きました。
2人で分けるにしても野菜スープ10.5€、ビーフシチュー23.5€、サラダ12€とさすがにいいお値段。
でもさすがに美味しかった!!大満足!!!
フロアにいきなりフラメンコのお姉さんが入ってきて踊りを披露してたり、マダムな人がたくさんいたり、高級レストランな雰囲気を楽しむことができてなかなかよかったです。(あたしたちはかなり場違いだったんだろうけど)
そして18:30、駅に着いてクシェットへ。
パリに移動したときはお兄さん達が一緒だったけど、今回はうちら2人だけ。ラッキー。
ここから夜通し走り続けて、次はいよいよイタリア、ヴェネツィアに向かいます。

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【3/6の出費】
クシェット 25€ / バス 2.8€ / クローク 1€ / 昼食 4.25€ / クレープ 2.25€ / 水族館 6€ /
水 0.35€ / 晩御飯 25€
*ニース→モナコ、 モナコ→ヴェネツィアはユーレイルパス使用
*1€=140円前後。食費とかは基本的に2人で半分。
total:66.65€