27.ギマランエスの古本屋
3週間目に突入です。
今日は移動日です。
ギマランエスに電車で行って、そこからアマランテにバスで行く予定。
・・・・・・・・・
ギマランエス行きの電車、「1日に何本かあるみたいだから調べなくてもいいや」と思ってたけど、やっぱり調べておくと安心。
というか、「起きなきゃ」って気になる。
前日に調べたところでは、電車の時間は 8:15 と 10:15 。
どっちに乗ってもいいなと思いつつ、一応7時にアラーム。
眠くてしばらく葛藤してたけど、なんとか7:15に起きられたので、8時台の電車に乗ることにしました。
チェックアウト時に鍵代の3€を返金してもらって、駅へ。
ダウンタウンホステルから駅までは、主に下り坂で徒歩10分ほど。
切符を買って、30分ほど余裕があるので、コーヒーと蒸しパンで朝ごはん。
・・・・・・・・・
そして時刻表と乗り口を確認しようと、電光掲示板へ。
サンベント駅は、ターミナル駅。
ホームが7つあり、それぞれに行き先案内の電光掲示板があります。
そしてそれと別に、全体の電光掲示板。
が、全体の電光掲示板に表示されるのは、CHEGADA(到着)のみ。
(何分に、どのホームに電車が入ってくるのか、だけ分かる。どこ行きなのかは分からない。)
のでCHEGADA案内を見て次に電車が来るホームを確認し、ホームに設置された個別の案内を見てその電車がどこに向かうのかを確認するという、二度手間。。。
むしろ重要なのは到着よりもこれからの出発なんだから、もっと効率のいい案内してくれたらいいのに。
そしてびっくりなことが起こりました。
ギマランエス行きがどのホームに来るのか分からないまま、目の前の4番ホームにずっと停まってる電車。
ホームの電光掲示板は、 0800 OVER
うんうん、ここの電車はOVERに行くのねー、なんて思ってたら、
8:10、4番ホームの電車の向こう半分だけが出発していきました。
2つ分停まっていたらしい。
で、4番ホームの電光掲示板の表示が、 0815 GUIMARAES に切り替わりました。
手前に停まってたのがギマランエス行きだったらしい。
あああああああああああああああ、もう!!!
だからこういう、「ずっと停まっているのに出発直前まで行き先が分からない」のが困るんだってば!!
ぶつけようのない不満を胸に、電車に乗り込みます。
・・・・・・・・・・
出発から20分ほど経ったあたりで、外はもやで真っ白。
山のほうに進んでるからなのかな? こんなに天気が変わるんだと驚きました。
ギマランエスに到着し、とりあえず中心地を目指してお散歩。
トゥリズモがあったので、アマランテ行きのバスの時間を確認しました。
ギマランエスは静かで落ち着いた歴史ある町。
ある程度は観光地だと思うのに、土産屋が並んでいるでもなく素朴な雰囲気でした。
途中、キリスト教関連の彫刻が町のあちこちにありました。
生まれたシーンを再現してるようなのとか、処刑を再現しているようなのとか。
・・・・・・・
割と中心地のようなところにたどり着きました。
雰囲気のいい古本屋さんがあったので、入ってみることに。
中は狭く、天井も低く、気軽に手が出せるような感じじゃない古本が山積みになったお店。
お店の中なのに棚には茶器が置かれていたり、隅には机があったり、まるで個人の書斎のような雰囲気。
外見も内装もとても素敵なお店なんだけど、小難しそうな古書ばかりで高そうというか常連向きというか。
入る店間違えちゃったかなと、店の主人にお礼を言って出ようとしたら、紳士なスーツのその店主が
「上の部屋も見てみないかい?」と。
ちょっと怪しみつつ付いていくと、2階にある2つの部屋にも本がぎっしり。
2階は1階と違って、天上も高くて空間も明るい雰囲気。
「見てごらん」と見上げた天井には、宗教画のようなものが描かれていて、説明もしてくれました。
何も買わなかったのに、なんとも温かい店主でした。
自慢のお部屋と天井画を見せたかったのかな。ありがとうございます。
・・・・・・・・
お昼になったので、レストランを探すことに。
この町、ランチが安い。
パン、スープ、飲み物、メイン、で5€ ってのをちらほら見る。
迷った挙句に入ったお店もやっぱりそうでした。
飲み物はお水を頼み、パンが出てきて、次にメインが。
・・・ん??
今まで通ったどの町も、パン・スープ→メイン だったのに、順番がおかしい。
スープ忘れられてるのかな?って思ったけど、隣のご夫婦も同じ注文で パン→メイン。
そしてメインの白身フライを食べ終わった後に「sopa?」って聞かれてスープが出てきました。
ギマランエスがイレギュラーなのか、はたまたこの店がイレギュラーなのか。。
そして食後にコーヒーを頂きました。
ポルトガルで普通に「カフェ」を頼むと、小さいカップに入ったエスプレッソが出てきます。
最初はミルク入りを頼んだりしてたけど、慣れるとこっちが当たり前になってくる。
・・・・・・・・・・・・
そしてバスターミナルに向かいました。
最初に道を聞いたおじさんは「道を・・・」の時点で「知らん知らん!」とあしらわれて怖かったけど、2番目に尋ねたお兄さんは親切でした。
お兄さんの言った通り、 Hotel Ibis の向こう側に建物が見えてきました。
ここのバスターミナルには複数のバス会社が運行していて、建物の中に各バス会社のカウンターがあります。
トゥリズモでは「アマランテ行きはRodonoete社の14:00発」と言われたのに、Rodonorte社のカウンターは真っ暗で誰もいない。
休憩中なのかとも思ったけど、時刻表も何も出てないし、運休っぽい雰囲気。。
もしかしたらRodonorte社以外にもアマランテに行きがあるかもと思い、別のカウンターに。
そしたらそこのお姉さんが、「アマランテ行きは隣のARRIVA社よ」と教えてくれました。
バスの時間は、14:00。
・・・トゥリズモの人がバス会社を間違えてたのかな???
とにかくアマランテ行きがあってよかったです。
アマランテまではクネクネの山道も多々あります。
約1時間バスに揺られて、タメガ川の景色が美しいアマランテに向かいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【11/18の出費】
後ほどまとめて
次の日記